Mo-FESTA2016を終えて

おかげさまで大阪（11/13）、東京（12/17）の両会場とも好天に恵まれ、参加者のみならず、スタッフやボラも、笑顔あふれる楽しい大会となりました。 我国で初めての催しであり、準備期間、募集期間も短い中で、大阪280名、東京220名、計500名の皆さんに、なんらかの形でMo-FESTAに関わっていただくことができました。 男性のがん、男性の健康を訴えるこのようなイベントが、世に知られ燃え広がるまでにはまだまだ期間を要するかも知れませんが、その火種だけはきっちり残せたのではないでしょうか。

東京会場で行ったMonderfull賞（モンダフル賞：仮装大賞）の表彰では、ご当人が見当たらず、賞状と景品をお渡しできていなかったのですが、 後日、事務局でご当人を特定し、賞状と景品をお届けしておきました。 表彰式では、ご当人の写真を、HPにアップしておきますというお約束をしましたので、ここに掲載させていただきます。

この「船長」さんは、なんとこの日に合わせてひげを伸ばし、神戸からわざわざ昭和記念公園まで出て来られたとか。 先に帰ってしまったのにこのような賞をいただいて良いんでしょうか、と恐縮されていましたが、このような方であったとは「まさにふさわしい！」と感じています。
「船長」福永芳久さんのコメントも披露しておきましょう。
　　　『先日実施されましたMo-Festa東京に出場しました、「船長」です。
　　　応援ありがとうございました。男性がんの啓発活動、お疲れ様です。
　　　天気もよく、楽しく気持ちよく走ることができました。
　　　初めて行った昭和記念公園、とても広く静かで居心地がよったです。
　　　ひげはこのイベントを知ってから(11月に)生やし始めました。
　　　クリスマスが終わってから好きなデザインにしようと思います。』

近年、欧米豪では「Movember」というチャリティ運動が盛んになっています。「Moひげ」＋「November」の合成語で、11月に一斉にひげをのばすことにより、男性の病や健康の啓発を行い、寄付を募る運動です。

「Mo-FESTA(モーフェスタ)」というのは、付けひげや、ひげを描いたTシャツや風船など、「ひげ」に関するアイテムを身に着けて、男性のがんや病の啓発とメンズヘルスをユーモラスにアピールする「ラン＆ウォーク」イベントです。「Movember」の日本版であり（直接の関係はありませんが）「男性版ピンクリボン運動」と言っても良いでしょう。

女性のがんで罹患数の最も多いのは「乳がん」ですが、男性で一番多いのが「前立腺がん」だということはご存知でしょうか。子宮頸がんは若い女性を対象とした予防ワクチンで注目を集めましたが、精巣腫瘍が若い男性に多いということも、ほとんど知られておりません。一般社会と異なり、がんの世界では、患者会の数でも、圧倒的に女性優位が続いており、男性患者は孤立無縁の状態に置かれている例も少なくありません。男性のがん（病）や健康に対し、もっと関心を持っていただきたい！

この秋、日本に「Mo-FESTA」という新しい風を吹かせたいと思っています。